▲TOPへ戻る

文字の大きさ
  • 小
  • 中
  • 大
このエントリーをはてなブックマークに追加
相続・贈与学習ノート、ノートと付せん

法定相続分

法定相続分とは

 複数の相続人が相続する場合に、遺産に対する各人の分け前の割合を相続分といい、相続分については、被相続人の遺言があれば、原則としてその遺言の内容に基づいて行い、相続分の指定について第三者に委託する旨の遺言がある場合には、その者の指定に基づいて、それぞれ決められることになります(ただし、いずれの場合も遺留分の規定に反することはできません)。
 これに対し、上記のような遺言がない場合には、民法で定められた割合に基づいて、遺産に対する各人の分け前の割合が決められることになります。
 遺言の内容や遺言や委託された者の指定にもとづく相続分を指定相続分というのに対し、民法の規定にもとづく相続分は法定相続分と呼ばれています。

 

法定相続の場合

 民法が同法900条で定めている法定相続分は下表のとおりです。なお、被相続人の子どもや兄弟姉妹など同じ順位の血族相続人が複数いる場合の各人の相続分は、人数で均分(均等分割)した額となるのが原則です(同条4号)。

 

法定相続分

 

●配偶者だけが相続する場合
 血族相続人(子などの直系卑属、直系尊属、兄弟姉妹)が誰もいないという場合には配偶者が全額を相続します。

●子と配偶者が相続人の場合
 配偶者が2分の1を相続し、その残り2分の1を被相続人の子どもが相続します。 複数いる場合には2分の1の部分を子の数で均分することになります。非嫡出子の相続分も嫡出子の相続分と同じ扱いになるよう改正されています。

●直系尊属と配偶者が相続人の場合
 配偶者は3分の2、その残り3分の1を直系尊属力舛目続しますが、父母とも健在である、あるいは、実母と養父母がいるなどというように、直系尊属が複数いる場合には直系尊属の数で均分します。

●兄弟姉妹と配偶者が相続人の場合
 配偶者は4分の3、その残り4分の1を兄弟姉妹で均分することになります。  ただし、父母の一方のみを同じくする兄弟姉妹(半血の兄弟姉妹)の相続分は、父母の双方を同じくする兄弟姉妹(全血の兄弟姉妹)の相続分の2分の1になるという規定があります。

 なお、すでに被相続人の配偶者が死亡しているといったケースでは、子どもがいる場合には子どもが、子どもがいない場合には直系尊属が、直系尊属もいない場合は兄弟姉妹が被相続人の財産の全てを相続することになります。

 

代襲相続の場合

 被相続人の子どもがすでに死亡しているなどで孫が代襲相続した場合、その相続分は、被代襲者が受けるべきであった分と同じになります。たとえば被代襲者が4分の1を相続していたはずというケースでは、代襲相続人がその分を相続します。
 代襲相続人が複数いる場合は、各人の相続分は被代襲者が受け取るべきであった相続分を均分します。先の例でいえば代襲相続人が3名なら、それぞれが12分の1ずつ相続する計算になります。

 

遺産の分け方は、本人の意思が尊重される!

 民法では、法定相続人(相続人になれる人)と法定相続分(遺産の取り分)を定めていますが、本来、財産は、本人の意思によって、自由に処分できるものです。法定相続分といわれると、「法律の通り分けなくてはいけない」、「法律通り分けることが平等」と考えてしまいがちです。法定相続分は、争いが起こった場合の目安として設けていると考えると良いでしょう。あくまでも、故人(被相続人)の意思を尊重するのが基本です。

 

「相続・贈与学習ノート」(目次)へ戻る

 

ご相談からコンサルティングの流れ

まずは、お気軽にお問合せください。

まずはお気軽に電話ください。お問合せ、ご相談、打ち合わせ、ご提案の流れ。

ご提案後の実行支援・フォローアップも行います。

●電話 042-327-5575
●お問合せフォーム こちらをクリック ※入力フォームの画面に移ります。
●メール
メールお問合せ ←クリック ※メールソフトが起動します。